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2021.01.26

【経営コラム】クラウド会計ソフトのうち私たちがfreeeを選んだ3つの理由

弊社代表松原が会計人向けニュースメディア「KaikeiZine」にて連載をしているコラムを掲載しております。


コロナによりDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んでいます。リモートワークが推奨され、クラウドサービスの活用が広がり、様々な会計ソフト会社がクラウド版に移行しています。どのクラウド会計ソフトが良いのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

クラウド会計ソフトに様々な選択肢がある中で、私たち税理士法人ブラザシップの選択はfreee一択です。東京オフィスはほぼ100%の顧問先がfreeeを使っています。名古屋オフィスも新規顧問先はほぼ全て、既存顧問先も順次freeeへの移行が進んでいます。なぜ私たちはfreeeを選んだのか、その背景についてお話したいと思います。

会計ソフト入力の変遷

まず、会計ソフト入力の変遷を振り返ります。以前は記帳代行中心の時代でした。会計や税務は企業にとっては難しいものであり、会計事務所が入力を代わりに行っていました。次に、弥生会計に代表される市販のインストール型会計ソフトが広まりました。入力業務が簡単に行えるようになり、企業が入力をして会計事務所がチェックする自計化が進みました。そして時代はクラウド型社会に。インターネットバンキング、クレジットカードデータ等とクラウド会計ソフトがAPI連携することで、入力業務は自動化されました。

クラウド型会計ソフト時代における2つの変化

約5年前、私たちはクラウド会計ソフトの時代がくると予測しました。これによって起こる変化は大きく2つあると考えました。

1つ目は、事務所の生産性が大きく改善されることです。クラウドであれば、同時に複数人で入力やチェックをすることが出来ます。お客様が入力中であっても、会計事務所がリアルタイムで修正することができ、また上司がそれを同じタイミングでレビューすることも出来ます。また、システム間がAPI連携することから、自動取り込みが可能になり、転記が不要になります。給与データや税務申告データ等もシームレスになり、圧倒的に業務が省力化できます。

2つ目は、マーケティングの観点です。以前は会計ソフトを選ぶのは会計事務所側でした。顧問税理士が変わると、その会計事務所が使っている会計ソフトに切り替えるのが一般的でした。しかしながら、これからの時代は企業側が会計ソフトを選ぶようになると考えました。なぜなら、クラウド会計ソフトは会計にとどまらずERP化しており、会計ソフトの選択は企業にとって重要なバックオフィス全体のシステム選択と同義になるからです。そのため、企業側がこのソフトを使いたいと指定するようになる。クラウド会計に対応していないと企業が会計事務所を選ぶ選択肢から外れるようになってしまうのではと予測しました。

そこで、どのクラウド会計を選択するかについて各社を検討した結果、私たちはfreeeを選びました。なぜfreeeだったのか、その理由は3つありました。

クラウド会計ソフトの中からfreeeを選んだ3つの理由

私たちがクラウド会計ソフトの中からfreeeを選んだ理由の1つ目は、freeeだけ世界観が違ったことです。当時クラウド会計ソフトは黎明期であり、機能面でまだまだどれも発展途上でした。そのため、今後どこがシェアを伸ばしていくかは、今ある機能よりも、将来何を目指しているのかが最重要だと私は考えました。それによって未来の機能も大きく変わるからです。各社に依頼した弊社向けのプレゼンで、freeeは「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできるよう」というミッションからスタートして、どんな世界をつくりたいのかのビジョンが明確でした。経営支援型の会計事務所を目指している私たちと最も価値観が近いと感じました。一方他社のプレゼンは、ソフトの使い方が中心で、機能の説明に終始した印象でした。

2つ目は、freeeは初めからERPと経営管理を意識した設計になっていたことです。システム間がシームレスに連動するのが魅力でした。freeeには仕訳一本ごとにハッシュタグがつけられ、部門別に限らず、プロジェクト別、得意先別、従業員別等のクロス集計が自由にできます。これを使えば様々な分析がクラウド会計ソフト上で出来るようになります。それに対して他社は、あくまで会計ソフトのクラウド化であり、既存の会計ソフトの延長線上にあると感じました。

3つ目は、圧倒的にユーザーインターフェースが優れていたことです。ユーザーを意識した作りこみがされており、例えば年度切り替え一つとってもシンプルで気が利いています。実際に、他社のクラウド会計ソフトを使っていた顧問先において、経理担当者が入金の消込に10日以上かかっていましたが、freeeに切り替えたことによって2日で終わるようになりました。空いた時間を使って売上を作ることができ、会社の利益も担当者の給与も上がる成果が出ています。私たちの事務所自体もfreeeを使っており、ほぼ日次決算が出来ています。

freeeを使い始めた初期は使いづらいこともありました。freeeは複式簿記よりも口座単位を意識した設計になっているので、今までの会計ソフトの概念と異なる部分があるからです。しかしながら、私たちが最重視すべきことはカスタマーサクセス、つまり顧問先の成功です。顧問先にとって何がベストなクラウド会計ソフトかを考えた結果freeeだった以上、私たち会計事務所側が慣れるしかありません。それも一時のことであり、freeeを使うことに慣れてしまった今は、もうほかのソフトに戻ることは出来ません。

2021年1月現在、freee株式会社の時価総額は約5千億円であり、競合の2倍以上の市場評価を得ていることからも、市場が未来をどう見ているかが分かります。

次回は、freee導入支援のポイントについてお話したいと思います。


下記のURLからでもお読みいただけます。

税理士法人Brothership代表 松原潤の経営コラム

是非ご一読ください。

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