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お客様導入事例

事業承継期

尾張陸運株式会社

[物流]

経営企画室 室長

伊藤 光彦 様

経理担当 伊藤 祐子 様 / 経営幹部 鈴木 聡 様

昭和48年創業の物流企業。愛知県内中心に15カ所の拠点を構える。「グループ企業内で生涯を通して社会と関わりながら、仕事のできる環境の構築」を目指し、企業内に保育園や学童を整備する他、物流センター・引越事業・内職事業・農園事業など多様な事業を展開している。

CHAPTER

各部署から上がってくるExcelの合計と試算表が合わなかった

伊藤光彦様:freeeを入れた1番の理由は「部門別の正確な損益を知りたい」ですね。うちには15の拠点があるのに試算表では全部混ざってて。売上は分かれてるけど費用が分かれていなかった。さらに、各事業部上がってくるExcelの売上数値を全部足しても、試算表の数字と合わなかったんだよね(笑)
もう1つの理由は「経理の事業承継」ですね。うちは”経理歴35年、嫁入り道具はソロバン”という親族の祐子さんがたった1人で経理を回していました。間近で見ていて「とんでもない仕事量だな」って。だから経理の承継は事業承継の一番の要だと思ってましたね。経理のやり方も煩雑で、請求書は全て本社に集めて、担当者がハンコを押すんですが、誰のものか分からず「とりあえず払っとけ」みたいなこともあったり(笑)
社長にも課題感は伝えてたんですけど、「ヒト1人、入れれば良いがや~」と言うばかりで。でも僕は「いやそれでは解決せんのだけど」って。社長には凄いセンサーがあって、紙の試算表さえあれば経営が分かるんですよね。だから危機感も違うし、世代も違うし。これはもう言ってもわからんのだろうなと思い、freeeの導入は僕主導でスタートしました。

伊藤祐子様:社長は未だに変わらないね。freeeを開くこともしないし、「売上出たか~」とかね(笑)

伊藤光彦様:社長はメールすら見ないからね(笑)社長はセンサーがあるからいいんよ。それで何十年もやってきてますからね。

CHAPTER

freeeの導入は嫌々でした。一度は前のソフトに戻ったんです。

伊藤光彦様:他のクラウド会計とも比較したんですが、freeeの一番の決め手は「取引に紐づく請求書まで辿れる」ことですね。試算表からドリルダウンして、最終的に1枚の請求書まで行ける。合計の数字だけじゃなくて、証拠の資料が見たかった。

伊藤祐子様:freeeの導入は最初からお手上げでしたね。freeeの方に2回ほどオンラインで説明を受けたんですが、「あれもできる、これもできる」と言われて「こんなExcelの表はいらなくなりますよ!」とも言われて…。でも具体的に何からやったら良いのかは全然わからず…。結局、全くスタートせず一度は弥生会計に戻りました。

伊藤光彦様:僕から見ても「あ~これは無理なんだな」という感じでした。ただ、それから1年くらいたった頃、顧問税理士の先生が倒れられて、息子さんが継ぐことになったんです。そしたら「尾張陸運さんは大きすぎて、僕にはできない」と言われたんですよ。そんな時、以前から社長と交流のあったブラザシップさんが実はfreeeを導入できると知って、税務顧問と合わせてお願いすることにしたんです。ブラザシップの松田さんから提案を受けて、「経理1人雇うより全然安いじゃん!」って返したのを覚えています(笑)

CHAPTER

今はねえ、ラクになりました。もう私がいなくても大丈夫(笑)

鈴木聡様:各部署の支払や経費は各部署でfreeeのワークフローに入力することになりました。最初は「勘定科目って何?」っていう状態ですね。ただ、彼(伊藤光彦様)から「経理の祐子さんが楽になるから」って言われていたのと、何よりfreeeを入れると”経営が見える化される”っていうんで、前のめりでやってました。提案者がもし彼じゃなければ実現しなかったかも知れないですね。邪な気持ちじゃないことも伝わったし、説得力のある人が説明してくれたから導入できた。

伊藤光彦様:全体的に幹部が若かったのが良かったと思いますよ。若い世代が早い段階で慣れて、上の世代は少し遅れた印象がありましたね。

伊藤祐子様:私は最初、嫌々でしたね(笑)ブラザシップさんが付いてくれているとは言え、freeeは貸借がないので「え、なんで出金なのに、現金がこっちに来るの!?」など混乱ばかりでした。でも、今はねえ、ラクになったと思いますよ。弥生会計の頃は1人で入力するしかなかったのが、freeeは各部署の社員がどこにいてもやってくれる。
以前は請求書も本社で一括で作って、全部ハンコ押して発送してたのが、今は各部署でやってくれる。月の前半10日間が凄く時間が空くようになりました。みんな協力的で私が間違えてもみんなが気付いてくれる。もう、私がいなくなっても大丈夫ですね(笑)

CHAPTER

段階的に導入したのが成功のポイント

ブラザシップ 松田:freeeの導入で失敗する時って経営層の要望と経理の実態が合わないケースが多くて。尾張陸運さんでは最初に要望を聞いた後、今できる範囲、翌期できる範囲…と徐々にレベルアップされたのが良かったですね。
1年目は「変動費と固定費を分けて原価管理をする」、「事業計画書と各部署のExcelと会計データの科目が全部違うのを統一する」という目標で進めて、2年目は「部門をしっかり入れる」、3年目は「部門の精度をさら上げる」という順番でした。

伊藤光彦様:freeeの導入で「原価管理をどう設計するか」ってのは外せないポイントですよね。それに3年目の取り組みもすごい重要。部署によって減価償却が終わった自社物件もあれば、他社物件で毎月賃料が発生する部署もある。そういう不公平感をfreee上で調整していきました。

ブラザシップ 松田:あとは経理の方って責任感が強いので、1円単位まで合わせるためにExcelや手書きの帳票を作っていて、それが無くなるのが不安なんですよね。業務を無くすのではなくfreeeで”置き換える”方法をお伝えしてきました。でも一度慣れたら経理経験者の方ほど凄いですね。今ではfreeeで私も知らないような機能を使いこなしてる(笑)

伊藤光彦様:今後は請求書をfreeeで申請できるようにして、そのままfreeeからメールで送るようにして、電子帳簿保存法にも対応していきたいですね。

CHAPTER

freeeの数字はオープンに。各部署の責任感が変わりました。

鈴木聡様:freeeの経営レポートは毎月見ています。ただ闇雲に仕事をして結果が良い悪いではなく、freeeの月次推移を見ながら戦略的に何をやるか考えられるようになりました。お客様別のレポートも面白いですね。去年はこうだったのに今年は無いなとか。

伊藤光彦様:彼は営業本部なのでお客様別の売上順位や前年比を見てるんですよ。「このお客様先は深堀りできるんじゃないか」と分析して、彼や本部長などエース級が会いに行って仕事をもらってきたりね。

鈴木聡様:若い管理者ともfreeeの数字を見て一緒に考えていけるのは大きいです。誰でも数字を見られるので、気持ちさえあれば伸びしろがある子はガッと伸びるんです。何かあれば「freee勉強しろよ!」と言うだけで良くて(笑)意欲のある子は勝手に伸びてく。

伊藤光彦様:各部署の責任感、変わりましたよね。

伊藤祐子様:本当に変わった。freeeじゃなかったらみんなここまで変わらなかったね。

伊藤光彦様:でもブラザシップさんがいなかったら弥生に戻ってたからね(笑)
ブラザシップの松田さんはとても聡明な方だなと思ったのと、同時に非常に強い方だなと感じました。うちの社長なんかかなり変わっているから(笑)、それくらいじゃないとできなかっただろうなと。その上で経理とはマイルドに仲睦まじくやってくれて。各部署に率先して導入指導もしてくれましたし…。僕は途中から「あ、これ問題ないな。勝手に進んでいくな」って思って、安心してお任せしてました(笑)

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