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ブラザシップコラム Brothership Column

経営ノウハウ

創業社長・アトツギ社長向け書籍紹介「成功している経営者・企業の書いた本3選」

2022.09.30

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※この記事は約5分で読めます。

こんにちは!経営支援型会計事務所の税理士法人ブラザシップです。

最近freeeに関する記事が続いていたので、本来の経営コラムの目的に立ち返り、創業社長・アトツギ社長に役立つ情報も発信していきたいと思います。

さて、成長している経営者のお話を聞くと、皆さん、よく本を読まれていますね!

実は私たちブラザシップにも、”課題図書”があり、経営者の皆さまを支援する税務担当者・コンサルタントは必ず読むルールになっています!

課題図書を厳選しているのは、ブラザシップ代表の松原です。

松原はブラザシップで中小企業の経営支援に携わるようになってから、800冊以上の本を読み、現在も年間100冊ペースで本を読んでいるそうです。

そんな松原が選んだ課題図書には、1つも外れがなく、役に立つものばかり!

そこで、今回の経営コラムでは、そんな課題図書の中から3冊を選んで紹介します!

今後も毎回テーマを決めて、書籍紹介をしていきますので、優良な書籍に出会いたい方は、ぜひコラムに遊びに来てくださいね^^

 

今回のテーマは「成功している経営者・企業の書いた本3選」です。

※以下、本のタイトル(見出し)をクリックするとAmazonに飛びます。

 

目次

1.ワークマン式「しない経営」――4000億円の空白市場を切り拓いた秘密

 

 

コロナ禍2年目となる2022年3月期も増収増益で、快進撃を続けるワークマン。

#ワークマン女子のブームや、キャンプ用品への参入など、話題も多く、SNSやメディアで見かけることも多いですね。

そんなワークマンが、成長の限界が見えていた”作業服の会社”から、どのようにして、ブルーオーシャン市場を発見し、客層を拡大して業績を上げたのか、8年間の軌跡とノウハウを惜しげもなく公開したのがこちらの本です。

著者は代表取締役の甥として、2012年にワークマンに入社した、専務の土屋哲雄さん。

土屋専務は、店舗在庫の数量データすらなく、「データ活用ゼロ」だったワークマンに衝撃を受けながらも改革を進めていきます。

しかし、改革を進めながらも、社員が「頑張る」ことは禁止。

「変革をやりきるためには、ノルマではない、ましてや頑張りでもない。」と言い切る土屋専務が、どのようにして社員の主体性を引き出し、社風を変えていったのか

大企業の話ですが、創業社長・アトツギ社長にも役立つ本質的な経営ノウハウばかりです。

読み物としても、とても面白くておすすめですよ!

2.永守流経営とお金の原則

 

世界の40数か国・地域でビジネスを展開し、連結売上高は2021年度で1.9兆円にもなる日本電産の永守社長が、50年間で体得した財務と資金繰りの本質をまとめた本です。

永守社長は、創業まもないベンチャー企業が生き残るには、技術や志はもちろん、何よりもお金まわりの戦略、財務の戦略が不可欠であると記しています。

永守社長のことは、弊社の松原も大変尊敬していて、書籍の内容は、ブラザシップカレッジの基礎講座でお伝えしている内容とも非常にリンクしています。やはり、優秀な経営者の方は財務に強いですね。

そんな永守社長が執筆した本書は、「会社を絶対つぶさないためのお金の戦略とは」「創業期の資金の集め方」「金融機関との付き合い方」「取引先を見極める方法」「チャレンジと財務バランス」など、経営者目線で本当に知りたいと思えるテーマばかりです。

財務について書いた本なのに、「資本金は頭金だと思うこと」「1社の取引は2割以下に」「購買にこそ優秀な人材をおく」などの各章のテーマは1-2ページで完結していて、驚くほど読みやすいのも特徴です。ぜひご一読くださいね!

3.Invent&Wander

 

この本は、Amazon創業者ジェフ・ベゾスの初の著書であり、ベゾスが1997年からAmazonの株主に対して書いているレターと、インタビューや講演原稿を集めた書籍です。

訳者あとがきに、以下の一文があります。

“毎年の手紙の中でベゾスは、株主という厳しく、かつ最も重要なステークホルダーに向けて、なぜアマゾンはこれをするのか、しないのかと言ったことについて、数字を示しながら明快に説明する。”

本コラムを読んでいただいている皆さんは、株主に説明することは少ないかも知れません。

しかし、数値を示して明快に説明するベゾスの語り口は、社員や得意先とのコミュニケーションにおいても参考になるでしょう。

また、ベゾスの手紙や講演には、「長期思考」「お客様にこだわる」「インフラをつくる」などの言葉が毎年のように繰り返し登場し、25年前から一貫して、ブレずに長期目線で経営を続けていることが分かります。

本書は経営者の信念・ビジョン・ミッション・戦略・財務が繋がることの重要性も学べる良書であり、全ての経営者におすすめしたい本です!

終わりに

いかがでしたでしょうか。皆さまの本選びに少しでも参考になれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

執筆:税理士ブラザシップ 渡邉美沙子

監修:税理士法人ブラザシップ 公認会計士・税理士 松原 潤

 

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